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支援事例

6代目老舗豆腐店のイノベーション

大屋食品工業株式会社

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企業情報

所在地 長崎県東彼杵郡川棚町
ホームページ URL https://ooyatofu.com/
設立年 1952年
業 種 製造業
従業員数 29名
資本金 2,000万円

企業紹介

 長崎県川棚町にある当社は、創業70年を超える老舗豆腐メーカーです。伝統の「生絞り製法」で大豆本来の旨みを引き出した豆腐をはじめ、名物「佐世保豆乳」やアレルギー対応の豆乳食品等を製造しています。地域密着の技術力と新商品開発力で、食の安全と安心な美味しさを提供しています。

相談のきっかけ

 豆乳シュレッドの商品開発について長崎県食品開発支援センターから支援を受けていたところ、「ブランディングや商標権の取得についても並行して検討した方が良い」と同センターの土谷大輔主任研究員から助言を受け、INPIT長崎県知財総合支援窓口を紹介されて、相談を開始しました。

支援概要

 同社が豆乳シュレッドの商品開発を志した背景には、従来商品である豆乳、豆腐、厚揚げの製造販売だけでは会社の持続的な成長は難しいとの危機感がありました。また、新たな商品開発に挑戦したいという強い思いに加え、乳製品アレルギーを持つ子どもたちにもチーズのような食感やおいしさを味わってほしいとの願いがありました。
 そこで、2022年11月から月1回程度、同社社長を中心に、同センター研究員の横山智栄氏ほか、当窓口専門家で食のブランディングを得意とする福本陽子氏、川棚商工会相談員の福田万作氏を交え、豆乳シュレッドの商品開発をはじめ、パッケージデザインの検討や商品ネーミングに関する助言を行いました。
 また、遠藤聡子弁理士から商標登録出願に関する助言を受けた結果、出願商標「豆傑作」は商標登録(第6938804号)を受けることができました。さらに、新規販路開拓に向けた営業手法については、長崎県よろず支援拠点の寶亀真佐儀氏と連携し助言を行いました。
 このように、多くの支援機関や専門家による継続的な支援の結果、豆乳シュレッド「豆傑作」は2023年12月の上市を実現することができました。

支援成果

 豆乳シュレッド「豆傑作」は、従来の販売先である県内量販店のみならず、九州各県の学校給食向け食材として採用されるなど販路を拡大しています。また、自社通販、各社ECサイトなどを通じて販売を展開し、順調に売上を伸ばしています。
 さらに、商標登録した「豆傑作」を旗艦ブランドとして位置付け、新たな商品開発にも取り組む計画です。代々受け継いできた豆腐づくりの技術を基盤としながら、新たな価値創造に挑戦することで、6代目老舗豆腐店によるイノベーションが着実に形となっています。

企業コメント

 同窓口や様々な公的支援の皆様にはこれまで多くのご支援をいただき、誠にありがとうございます。商品開発への取り組み方については初めての経験でしたが、商品のネーミングの考え方から商標登録出願までの助言やパッケージ作成の考え方、ECの運営についてなど多岐にわたり同窓口専門家の先生方、様々な公的機関からの助言をもとに上市することができました。これからも長く商いを続けていくことができましたら、それは今回いただいたご支援のおかげでもあると、心より感謝しております。
 今後ともご指導、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

窓口担当者コメント

 同社社長と初対面でお会いしお話した時は、もの静かで控えめな方でしたが連携支援を通じ皆さんと商品開発に取り組むようになってからは、積極的な発言と行動へと変容されたのが印象でした。今回の支援を通じて私自身も相談者・企業と一緒に商品開発を立ち上げる喜びを知ることができました。

古賀 貞博のプロフィール写真
古賀 貞博